2024年11月19日に。
岐阜県美術館は私の故郷
ルドンを知ったのは岐阜県美術館の開館間もないとき、高校で何度も見に行ったんですよね。岐阜県美術館はルドンのコレクションでは世界一レベル。
その後象徴主義にハマりましたねー
実は私の学校では卒業制作を岐阜県美術館で展示するのですが(推し画家と同一空間!笑)、私はルドンの影響をめちゃめちゃ受けた作品を出品した気がします。
ティーンエイジャーの浅はかな作品だったので、思い出したくもない恥ずかしい出来だったと思いますが、母に速攻捨てられて現存しないのでよく思い出せません。(それはそれでよかったのか?)
ルドン史上最大レベルの大規模展示
大学でこの地を離れてからは、ほとんど絵に見向きもしない人生を送ってきましたが、最近再び絵筆をとりはじめ、またルドンを見たくなりました。
少し前も、ルドンの展示があった時に行ったのですが、ほんの少しだけでした(小出し笑)
今回は史上最大規模のルドン展ということで、いざ鎌倉。
本当は日比野克彦パイセンの公演のときに行きたかったんですが日程合わず、、
以前のときはガラガラでしたが、かなり混んでました(岐阜の割には)
でも最初の頃ギチギチ感あって絵も順番待ち現象になったりしてたのに、最後のほうはガラカラに、、なぜ?みんな途中で消滅したの??最後のほうがメインなのに(自分的に)
母といっしょに行ったのですが、最初のほうの展示室ですでに疲れていて「これで終わり?」と言ってたんですがその5倍以上展示があってめちゃめちゃ驚きました。
全部見るのに2時間かかりました。
岐阜県美術館収蔵品だけかと思ってたんですが、他からの取り寄せ?もあって本当に行って良かった~!
ルドンの魅力
ルドンの作品というと1つ目の蜘蛛とかそっち系が有名かと思いますが、私はやっぱり
鮮やかな色使いに打たれるんです。
光るんです。発光するんです。
この色の出し方、、高校の頃はぼーんやりとパステルと聞いていたのですが、私がコレだと思ってた色の絵は油絵のほうが多かったです。
パステルは扱いが難しくて色が濁るし、保存も大変ですからね。
蛍光塗料を塗ってないのになんで発光するんだよ~~と思ってまじまじと見つつ、技法や画材とかもいろいろ解説に書かれていて勉強になりました。
はぁぁ、今の熟成された大人脳で高校に戻って油絵科に転科したい、、金になるからという理由だけのために向いてないデザイン科に転科した私を殴りたい。
若い時は恵まれていたことに気づかんのよ、、ほんとアホやったなぁ。
図録も買いました
モノを持ちたがらない私ですが、今回の図録は外せない。だってもうこんなの手に入らないかもしれないからね。
大ボリュームで3500円、高いと全然思わない。解説もたっぷり。
印刷だと再現しきれないのはしょうがないけど、この目で見た記憶を補完するには十分。
眼福眼福。良かったーー良かったー
山本芳翠はざっと見
併設された山本芳翠展のほうも良かったことは良かったのですが、母が限界だったので、休憩場所に置いて私だけ行ってきました。
浦島見れた。靴屋の親父もあった。