- Sandy先生『柔らかいガッシュ水彩画、サンデーと共に完成する一冊のペインティングブック』
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- 感想
Class101+は見放題で、言語設定を変えると日本語版にはない講座も受講することができます。
Sandy先生『柔らかいガッシュ水彩画、サンデーと共に完成する一冊のペインティングブック』
今回受講したのは、サンデー先生のガッシュ(不透明水彩)の講座『포근한 과슈 수채화, 선데이와 함께 완성하는 한 권의 페인팅북』(直訳:柔らかいガッシュ水彩画、サンデーと共に完成する一冊のペインティングブック)です。
サンデー先生はガッシュだけでなく、最近は油絵もやっていらっしゃるみたいです。
この講座は可愛い絵柄ですが、かなり写実的な絵も描かれるようで、アカデミックな絵画の実力はしっかりした先生です。
手帳スケッチブックで毎日描く
で、ガッシュを使って、30日間分、毎日手帳に描いていく講座です。
日本語サイトに公開されていなくても、再生すれば日本語の自動翻訳がつきます(一部かなり変ですが笑)
私は韓国語が分かるので、余裕です。おっとまたマウントをとってしまった。
いや、自慢なのではなくて、韓国語なんて人生の無駄であるオタ活にしか使わないという罪悪感があったのですが、意外と無駄じゃなかったな~と自己肯定してるだけです。
で、話を戻すと、手帳スケッチブックを絵で埋めていくというのが私的にはモチあがります。
この講座のキットに含まれているのは、ハーネミューレのトラベルブック(A6 200gsm)です。
Amazonとかに売っていて、私も買って持ってるのですが、日本で買うとめちゃんこ高いです。一冊3000円くらいします。
↓便宜上リンクを貼りますが、この講座にこんな高い手帳を使う必要は全くないと思います。
韓国の画材店で調べたのですが、韓国では約半額の14400ウォン(1500円くらい)で売ってました。
いつも思うのですが、ほんと日本の画材って高級か初心者向けかどっちかしかないですよね。
Class101で初めて知る画材って多いです。欧米製の画材も韓国から個人輸入したら場合によっては送料込みでも安いかもしれません。
で、私は紙のテストも兼ねて、いろいろな紙で試してみることにしました。
まっちポスターカラー&ガッシュでスタート
とりあえずは、マッチ絵具の『ポスターカラー&ガッシュSP』ではじめてみました。
国産で発色の綺麗な『まっち』の不透明バージョンです。
雑ですが色のテスト
ちょっと不思議な質感の絵の具で、ポスターカラーやホルベインの不透明水彩とは全く違う感じです。
まっちの透明水彩も、普通の?透明水彩とは違う透明感と粘りがありましたが、このマッチポスターカラーも独特の粘りがあります。
発色はとても綺麗です。特に赤やマゼンタが気に入りました。
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そして、かなり透明感がある。塗っている間は本当にポスターカラーなの?と思うくらいの透明感です。
ですが、乾くとかなり不透明になりました。
DAY 1
一日目はこんな感じ、マッチポスターカラーと、紙はシリウスの水彩紙。
DAY 2
オリオン シリウス水彩紙 220GSM をカットしたもの。
DAY 3
同じくオリオン シリウス水彩紙。
少しずつ難易度があがっていきます。
DAY 5
簡単な絵ですけどなんかオシャレですね。
DAY 6
ファブリアーノのはがき水彩紙、200GSM
暗い色の上に明るい色で塗る、不透明の練習です。
DAY 7
ホームセンター(カーマ)の画用紙で、
色が蛍光気味?というのか青い感じ。紙の表面も濡れるとバサついてきそうで弱いです。
良い水彩紙がいいに決まっているのですが、安い紙でも描くことを楽しめれば老後は幸せです。
DAY 8
単純化、イラスト化のセンスが試されますね。
DAY 9
こういう温かみのある色を使う場合、紙もクリーム色とかのほうがいいですね。
日本の小学生、悪い紙で可哀想、芸術後進国。(私は教育学部美術科卒で小学校全教科免許あり、こんな私が教師になれるんだから、、)
DAY 10
そんなに塗り重ねる絵ではないので、まったく問題なく描けはするのですが、何層も塗り重ねるガッシュ画には向かないですね。
下書きは鉛筆などを使わず、筆で描いていきます。多少間違えても、上に塗りつぶせるのが不透明ガッシュの良いところ。
筆はアマゾンで売ってる安い筆セットを使ってみました。一応使えますがおすすめはしません。
DAY 11
だめな紙だな~と思ったとき、即捨てするのか、頑張って描いて消耗するのか悩みどころですね。
お金持ちなら捨てればいいのでしょうが、貧困な私はとりあえずがんばります。
DAY12
ぼかしもにじみも汚いですね。私が下手なのではなく紙のせいですよ、そうです紙のせいです笑
DAY 13
ニッカーポスターカラーで描いてみた
ジブリのアニメ背景などでも有名なポスターカラーです。
チューブの24色を買ってみました。結構高いですよね。とはいえやっぱりホルベインなどの不透明水彩絵の具よりかなり安いです。
手帳スケッチブックに描くなら日に当たらないから劣化しづらいし、私レベルならポスターカラーでも十分かもしれません。
DAY 14
描いた感じ、マッチポスターカラーよりも質感は私は好みですね。
マッチが悪いんじゃなくて、ちょっと独特なんで調整難しいんです。
DAY 15
ファブリアーノ水彩ハガキに戻って描いてみました。好みの問題かもしれないですが、ポスターカラーで描く場合はあんまりデコボコしてないほうがいいかもしれないです。(中目じゃなく細目のほうがいいかも)
DAY 16
描きづらい紙から、ちょっといい紙に戻ってくると有り難みがわかりますね。
シリウス水彩紙ですが、中目よりちょっと細かいです。
DAY 17
Amazonで買って泣きが入っていたアルシュにも描いてみました。
私が買った時2800円くらいで最安値だったんですが、画材専門店じゃないから湿気の管理がダメだったんでしょうか。。マケプレじゃなくAmazon直販だったのに。
DAY 18
さすがに硬くて描きやすいです。ただ、アルシュじゃなくてもいいかな~と言う感じ。
高すぎて練習に使えない。
DAY 19
もう一度マッチポスターに戻ってみる。
ぬうーアルシュ描きやすい。風邪ひき紙でもポスターカラーなら問題ないのね。
DAY 20
雑そうなのはこういうコンセプトの絵なので汗
DAY 21
ファブリアーノはがきに戻ってみます。発色が変わるのかなぁ?
DAY 22
ポップなイラスト難しい😅絵の具の濃度も要練習。
DAY 23
ストリート感のある絵描きたいねぇ。。
DAY 24
ホムセン画用紙に戻ってきた、手が慣れてきたのか紙質があまり気にならなくなってきたかも?
DAY 25
DAY 26
DAY 27
苦手なヴィファール水彩紙でも描いてみた。
マルマンから販売されているヴィファール水彩紙。私はこの紙がはっきり言って苦手です。
撥水加工にもほどがあるというくらい水をはじきます。
ただはじくだけでにじまないわ、上から重ねると色がとれるわで、透明水彩には全然向きませんでした。(中目はそんなでもないんだけど)
使うのイヤだけどもったいないので使います。
不透明、ポスターカラーならアリかもしれません。塗り重ねると溶けだすのは同じですが、アクリルガッシュとかだと溶けないからもっといいかも。
DAY 28
ラストは手順も
遠景、自分は想像力が皆無なので、写真を見ないで描くことができません。
配色難しいですよね。お手本ありだからできるけど。
完成。
感想
キットに入っている手帳ではやりませんでしたが、いろいろな紙でいろいろな描き方が試せて楽しかったです。
ポスタカラー、不透明水彩を手軽に練習できて、初心者でも楽しめる講座だと思います。