桃蝶画房

推し君可愛く描けるかな

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描き出すということ

バリ島にホームステイしていた時


私は人物の絵を描くのが好きなんですが、誰が見ても美男美女は描く気がしないんですよね。
描いていてあまり面白くありません。

そのまま描けばそのまま美しいじゃないですか。

人の目というのはいいかげんというか、実際に見えてるものがそのまま自分の見えてるものであるとは限らないんですね。

私は自分が絵を描くときの価値観というのは、自分がその対象をどのように捉えているかを脳の中から出してやる作業だと思うんです。

だから、普通の人を、素敵に描きたい。

写真の仕事もしていましたが、それも同じでした。

私のジャンルはスポーツ写真だったのですが、オーラのある大スター選手は撮っても面白くないんです。
面白くないというか、誰が撮っても、何も考えなくても、その人は素敵なんです。
その人自身に価値があるから。

だから、一眼レフでとってもスマホで撮っても、その被写体の人に価値があるのであって、自分の写真に価値はないのです。

普通の人が、輝く瞬間をとらえたい。

他の人には見えていない自分だけの視界を映し出したい。

道は、長いです。