DomestikaでDaphne Frizzle先生のコースを受講してみました。
Daphne Frizzle先生の講座について
私は1講座買い切りで受講しました。
年間契約だといろいろ見れるけど、気移りするし、サブスクやめると見れなくなるから。
講座のタイトルは「Painting and Sketching: A Beginner’s Guide(ペイントとスケッチ:初心者ガイド)」なのですが、初心者のためのアクリル風景画とかのほうが内容にふさわしい気がします。
実は正直言って、先生の作品はあまり上手かというとそうでもない・・・気がします。ほんとすみません。
写実的技術においてはという点です。あくまでファンタジー風な画風なので、
しかしながら、名選手名コーチに限らずといいましょうか、Youtubeでも見ますが、あまりにも上手すぎる人、もともと技巧的に突出している人というのは得てして教えるのが下手ということがあります。(そんなん簡単に言われても、できんてみたいな)
で、今回の先生は、非常に教え方が上手い!今まで受講したアクリル画の講座の中で個人的には一番基礎部分で参考になった講座でした。
本来はこういう部分から入るべきだなと。
英語もわかりやすいし、超おすすめの講座です。
ガラスパレット絵の具は3色だけを使う
日本だと12色の絵の具が基本ですし、綺麗な絵の具を一杯集めたくなりがちですが、
本来こういうところから入るべきでした。
使用した絵の具は
- プライマリーイエロー(ミディアムイエロー、アゾイエロー等)
- プライマリーマゼンタ(キナクリドンマゼンタ等)
- プライマリーブルー(フタロブルー等)
と
- チタニウムホワイト
のみ。
あとは絵の具の乾燥を遅らせるリターダーを使用します。
パレットとして使用したのはガラス板。
以前買っていたものです。
こういうことがあるから買った画材がなかなか捨てられない😅
先生はプラスチックの蓋つき容器の中に入れてましたので、私もA4のケースを買ってみました。
100円ショップのものは気密性があまりないので、ちょっとお高めのものを。
ミキシング:色の事前準備
で、まずは絞り出した原色の絵の具にリターダーを混ぜてしっかり練る。最初にリターダーを混ぜるのが先生のコツです。
そして必要だと思われる基本の色を混色作っておくのです。
これが色づくりの勉強になる。
これ、油絵では当然のようにやるのですが、アクリルでは乾くので難しいと思ってました。
最初にリターダーを混ぜて練って、蓋つきガラスパレットにすることによってそれが実現するのですね。
とにかく絵の具はたっぷりケチらないのがポイント。
混色の再現は時間が価格ので、最初のミキシングが面倒でもしっかりやるのがあとあと楽になります。ですよねー。
制作中は都度都度、100均のでもいいのでミストの水スプレーをかけてキープ。
席を離れるときは蓋をすれば、3日くらい余裕で乾きません。
どうにも固まるのが怖くてたくさん絵の具を絞りだせない私のような初心者は、リキテックスベーシックスのような大容量を買うのがいいかもしれないですね。
白を含めて4色だけなら、そんなに負担にならないし。
スクールセットとかは確かに安いですが、11mlとかじゃ下手すると1回でなくなりますもんね。
たくさん絞り出すと固まるのも遅くなるし、たくさん描けるしいいこと尽くしです。
最初にこの講座に出会いたかった―。
絵の制作過程
下塗り
まず最初にキャンバスを汚す目的(白い恐怖から逃れるため)にバーントシェンナで下塗りします。
違う絵の具あるやん!て感じですが、混色で作ってもいいけど手間を省くということで。
先生はゴールデンのフルイドを使ってました。
私は持ってないので手持ちのヘビーボディのバントシェナを水でうすめて使いました。
カマイユ
明暗を掴むためにバントシェナと白の2色で。
ミキシングで作った色を置いていく。
透けている部分に下地の色が効いてくる。
仕上げ
遠方から前へ、最後に細かいところを書き込んでいく。
中間中間、様々なアクリル画のテクニックを紹介しながら教えてくれたので、色々な絵に応用できそうです。
完成
こうじゃ
家に死蔵してたキャンバスボードで。
自分の知ってる風景じゃないから、こんなもんよね。
緑が緑になりすぎたのが反省点かな。
お手入れ簡単ガラス蓋つきパレットでアクリル画が楽しくなる!
以前ガラスパレットを買った時はイマイチな気持ちになりましたが、コツがつかめたらもうこれしか考えられません。
受講感想
という感じで、今回はアクリル画を書く上ですごく楽しいコツをたくさん学べました。
アクリル画ねー、描きたいなーでも体調が。。。