図書館本のレビューです。
写実系の人物画の本ということで借りてみました。
Amazonの書評見ると、肩のデッサンがおかしいとか描かれたコメントもありますが、写真ように描く、そういう本じゃないと思います。
いかにも『芸大』という感じの作家様の自伝というか、絵に対する取り組みが詳しく駆られた内容で、技法書の類ではありませんでした。
モデルさんを雇い、アトリエで大作を描く。本当の意味での『画家』の方の生きざまの本でした。
自分は芸大美大を全部落ちた人間ですが、同級生、先輩後輩はみんなほとのど芸大美大に進学したわけで、こういう作家カタギの人達はたくさん知っています。
そしてものすごい才能があっても、裕福に左うちわな暮らしでもなく、死と隣り合わせのような苦悩の中で作品を出し続ける。
苦しければやめれば?じゃなく、つらくても描かないといられない、作品をつくるためにはどんな面倒くさいこともしてしまう人達。
やっぱ藝大とか行く人は違うんですよ、、、
自分はそれができなかったから、だめだったんだろうな。。ダメかダメじゃないのかわからないけど、、
なーんて、学生時代の苦悩を思い出したり、そんな感じでした。
マネできないね。
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