図書館で何気なく借りた本。
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私の描きたい絵の方向性とは違うし、掲載されている絵は完成絵ではなくてラフスケッチみたいなものなんですが、予想外に面白かったです。
アニメ絵を描きたい人じゃなくても、絵を描く人には刺さる言葉がいっぱい描いてあって、辛い時に開く本という感じ。
絵の技術書ではなく、自己啓発本に近い。
美術業界というか、成功している画家の本って、ある意味天才的で常人には理解できない考え方だったり(それや良いことです)
親の経済力とか生まれ、コネ恵まれていることに気づいていない人が多くて、
(気づいている場合は、私は恵まれてて~周囲に感謝してます~みたいなこととが羅列されて😅)
私のようなそうではない人間が読んでもあんまり参考にならないどころか、読んでて落ち込むことも多かったりするんですよね。
名選手、名コーチにあらず。
一方、アニメにしろ、デザインにしろ、”業”でやってる方の本、訓練すればある程度モノになるような”技術”を得てきた方の実体験だと、再現性があるというか説得力があるんですよね。
もちろん誰もが成功したプロ並みには無理でも、ある程度は。
この著者の方のことはあまり知りませんが、たくさんの教え子を指導されてきた方のようなので、才能や出生に恵まれていないでも絵が描きたい人の気持ちに寄り添って書かれているのは伝わりました。
絵が下手でも楽しい人生が送れるよ!
また落ち込んだときなんかに読んでみたいと思います。